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生活習慣病予防

論理より 心を込めたら 良い結果


マイコン大好き人間の私は、年甲斐もなく最近はIoTのプロジェクトにどっぷり漬かっています。ですが、試作機の作成には基板作りや、あまり好きでない細かいはんだ付けがつきまといます。長く続けて作業すると、ついいい加減なはんだ付けをして、テストの結果は時間の浪費と「はんだ吸取り」、そして再作業につながります。

過去にそういうことはあまりなかったのに、長期間続けたためのマンネリ化でしょうか、一度そうなると作業をバタバタと急ぎ、悪循環に陥ります。そして遂に締切りに追い詰められて、やっと気づきました。「早く終えたい一心で、作業を丁寧にしてない!」Haste makes waste.*そのものです。

気づいて「急がば回れ」に徹することにしました。「どっちみちこの一晩しかないから徹夜も覚悟。念入りに作業しよう。」と腹が据わり、まずは周囲をきちんと片づけそして再開です。

 

作り直した基板で、1枚約80か所のはんだ付け作業です。気持ちを引き締めて始めました。作業を丁寧に間違いなくやるというわけです。少しでも心配な箇所が出れば、その場で完全な形にしてから次へ行きます。

そうしているうちに、嫌な作業がなぜか楽しくなるのに気づきました。初心に帰ったような気分です。同じペースで4枚を最後まで続け、結果的にはどれも欠陥ゼロで完成、気持ちよく一発稼働。おまけに睡眠も短時間とはいえとれました。

作業に心を込めるとは、まさにそういうことでした。それ以来、面倒だった作業が気持ちよくできています。一事が万事で、「嫌がらず落ち着いて丁寧にやることは、仕事を楽しくする大事なコツ」ですね。共同作業でも個人の作業でも、目の前の仕事に心を込めることが大切、ということを、改めて思い起こした出来事でした。

*注)”Take time for all things: great haste makes great waste.” (Benjamin Franklin)

©2023 Akira Tominaga, All rights reserved.

会誌編集出版プロジェクト

記事執筆

何をする 書き出しつなげ 日々新た

毎朝、その日の仕事の計画を立てます。前日の帰りに一応「明日はこれこれをやろう」と考えていますが、一晩経つと考えが変わったり、仕事を始める前に急な依頼や打合せが入ったりすることもあり見直します。
今後の予定も考慮しながら今日の作業予定を更新します。
今後計画されている作業との関連性や優先度、他の人との調整や依頼が必要な作業かどうか、作業環境の効率性(現場でやるか、事務所でやるか)、等々を工数と期限と合わせて考えて見直します。
当初の計画通りにはなかなか進まないことが現実には多く、品質と期限を間に合わせるように日々更新しながら進めています。
若い頃は当初の計画に固執して、体力勝負でやっていた時期もありますが、関係者との調整事項や急な割込みのように自分ではコントロールできない要因があると体力勝負にも限界があります。
計画も許容できる範囲では柔軟に更新しながら目標達成をすることを徐々に学びました。
その一歩として作業計画を更新し続けることを朝のコーヒーを飲みながらの習慣にしています。

©2023 Fumiaki Tanaka All rights reserved.

逃げ道を いつも忘れず 用意せよ

入社してから9年目の30歳。ある程度の業務を任され脂が乗っている時期のこと。
お客様との打合せ資料も出来上がり2年目の若手と富山まで出張を予定していました。 2-3日前から背中に針を刺すような痛みがあったが、我慢して仕事をしていました。 出張の朝、家内に背中を見てもらったら大きな水ぶくれが出来ていましたが、お客様との打合せを延期するわけにもいかず、2年目の若手では説明が無理なため、背中にガーゼと絆創膏で水ぶくれを覆ってもらって出張に出かけました。 激痛が時々あるものの我慢していましたが、満員電車の中でどうやら水ぶくれがつぶれたような感覚が背中に伝わりました。それでもなんとか飛行機に乗って富山まで行ってお客様との打合せを激痛に耐えつつ、なんとか初日を終えてホテルへ戻りました。
背中のガーゼを外して、新しいガーゼになんとか貼り換えました。手が届きにくい背中なのでかなり適当な貼り方ではありましたが、ひとまず完了。しかし、とても背中を下にして寝ることは痛みもあってできないので、うつ伏せになって寝ました。
2日目の打合せを終えて東京へ戻り、翌日は休暇を取って病院へ行きました。
医者からは開口一番。
「何を考えているのか。 入院ものだよ。 これで出張に出かけたのか。(あほか)」
(注:さすがに「あほか」とは言いませんでしたが、顔にはそう書いていました)
帯状疱疹でした。
早い治療をしていなかったために、背中のあざが消えるのに10年近くかかりました。
脂が乗っていたこともあり、全部自分でやろうという意識が強く、自分に何かあった場合のことは一切考えていませんでした。 2年目とは言え若手にも代理できるようにいろいろと考えておくべきでした。
最悪のケースを考えて、自分がダメな場合でも対応できるような逃げ道を用意しておくことが大事だと痛切に感じた出来事でした。
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ノウハウは 共有されて 価値を生む

パーソナルプロジェクトの中で得た知見、ノウハウ、教訓も個人の中でとどめておくのではなく、他の人にも広めて使ってもらうことで新たな価値が生まれることがあります。自分では思いもしなかった発想が加わって、よりよいものに進化していくことがあります。そういった場合はお互いがハッピーな気分になれます。
自分用のツールだったのでシコシコと手でやっていた操作をプログラミング好きの若手が改良して使い勝手を良くしてくれたこともあります。
逆に若手・中堅の人の教訓集に古株のわたしから経験談を助言をしてより使い勝手の良い内容に改良できたこともあります。
ノウハウ、教訓といったものは、他の人も使って活かせてなんぼです。
みんなで徹底的に使い倒していくようにしたいものです。
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うつむかず 胸張り浮かぶ いい発想

職場に向かう時どういう姿勢で歩いていますか。
うつむいて歩いていませんか。
遊びに出かけるときはどうですか。
逆に胸を張って歩いていますか。
以下の話は、当時現役の女子プロゴルファーだった宮里藍選手が国内で活躍していた時のテレビの特集番組でのインタビューの内容です。
いつも背筋を伸ばして歩いている宮里選手の姿勢に関しての質問に対して以下のような回答がありました。
確かに当時のテレビで見る歩く姿勢は他のゴルファーよりピンと背筋が伸びて美しかったような気がします。
「父から胸を張って歩け。うつむくなと言われてきた。人間はうつむいていると決して良い考えは浮かんでこない。胸を張って背筋を伸ばして前を向いて歩くことで、脊髄の中の血の流れが良くなって、いい考えが浮かんでくる。血の流れが良くなるので、それが心理的にも落ち着くことができる。」といった主旨の内容でした。
身体と心の関係として次のようなことも言われています。
上を向いて悲しいことを考えるのは難しい。逆にうつむいて楽しいことを考えることも難しい。(一概には言えないかもしれませんが)
これは、パーソナルプロジェクトを進めていくうえでの行動としても
大事なことではないでしょうか。
猫背のままプロジェクトにずっと取り組みのではなく、時には背筋を伸ばす体操をし、上を向いて良いイメージを浮かべ、胸を張って歩くようにしませんか。
わたしは悩みがあっても歩くときは意識して背筋を伸ばして歩くようにしています。夜人気がないときは、坂本九ではありませんが、上を向いて歩くこともあります。泣いているわけではないですけどね。
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動きましょう 止まっていては 縁も来ず

ここ十数年、正月には奈良の薬師寺に行って写経をし、
法話を聞くことにしていました。実家が奈良ということもありましたが、
最近は東京五反田にある薬師寺東京別院で写経を続けています。
別に信心深いわけではありませんが、新年に当たり気持ちを
リフレッシュするためです。
以前奈良で聞いた法話の中からの紹介です。
正月とは、まさに字のごとく「正す月」であり、去年一年の我が身を振り返り反省して、今年一年の心を整えて、正す日だそうです。(やはり振り返りは大事なんですね)
縁起とは、「縁を起こす」ということであり、ただ待っていてもダメである。願い事をして待っているのではなく、仏様との縁を「起こす」、すなわち行動に移すことが大切である。自ら行動を起こすことで「縁起」となるのだそうです。
世の中にあるいろいろなご縁も同じで、自分から行動を起こさないと
縁起にはならず、願いは叶わないそうです。(やはり自ら行動することが大切なんですね)なにごとも勇気をもってチャレンジしていくことが大事なようです。
ある大学の先生も「棚ぼた(棚からぼたもち)」もただ座っていてもダメでぼたもちが落ちてくる可能性のある棚の下に行くという行動が大事だとおっしゃっていました。
それ以来、少々自信がなくても思い切って動くようにしています。いつもうまくいくとは限りませんが、失敗しても「縁」は頂けていると感じます。

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