ここ十数年、正月には奈良の薬師寺に行って写経をし、
法話を聞くことにしていました。実家が奈良ということもありましたが、
最近は東京五反田にある薬師寺東京別院で写経を続けています。
別に信心深いわけではありませんが、新年に当たり気持ちを
リフレッシュするためです。
以前奈良で聞いた法話の中からの紹介です。
正月とは、まさに字のごとく「正す月」であり、去年一年の我が身を振り返り反省して、今年一年の心を整えて、正す日だそうです。(やはり振り返りは大事なんですね)
縁起とは、「縁を起こす」ということであり、ただ待っていてもダメである。願い事をして待っているのではなく、仏様との縁を「起こす」、すなわち行動に移すことが大切である。自ら行動を起こすことで「縁起」となるのだそうです。
世の中にあるいろいろなご縁も同じで、自分から行動を起こさないと
縁起にはならず、願いは叶わないそうです。(やはり自ら行動することが大切なんですね)なにごとも勇気をもってチャレンジしていくことが大事なようです。
ある大学の先生も「棚ぼた(棚からぼたもち)」もただ座っていてもダメでぼたもちが落ちてくる可能性のある棚の下に行くという行動が大事だとおっしゃっていました。
それ以来、少々自信がなくても思い切って動くようにしています。いつもうまくいくとは限りませんが、失敗しても「縁」は頂けていると感じます。
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