月別アーカイブ: 5月 2023

何をする 書き出しつなげ 日々新た

毎朝、その日の仕事の計画を立てます。前日の帰りに一応「明日はこれこれをやろう」と考えていますが、一晩経つと考えが変わったり、仕事を始める前に急な依頼や打合せが入ったりすることもあり見直します。
今後の予定も考慮しながら今日の作業予定を更新します。
今後計画されている作業との関連性や優先度、他の人との調整や依頼が必要な作業かどうか、作業環境の効率性(現場でやるか、事務所でやるか)、等々を工数と期限と合わせて考えて見直します。
当初の計画通りにはなかなか進まないことが現実には多く、品質と期限を間に合わせるように日々更新しながら進めています。
若い頃は当初の計画に固執して、体力勝負でやっていた時期もありますが、関係者との調整事項や急な割込みのように自分ではコントロールできない要因があると体力勝負にも限界があります。
計画も許容できる範囲では柔軟に更新しながら目標達成をすることを徐々に学びました。
その一歩として作業計画を更新し続けることを朝のコーヒーを飲みながらの習慣にしています。

©2023 Fumiaki Tanaka All rights reserved.

逃げ道を いつも忘れず 用意せよ

入社してから9年目の30歳。ある程度の業務を任され脂が乗っている時期のこと。
お客様との打合せ資料も出来上がり2年目の若手と富山まで出張を予定していました。 2-3日前から背中に針を刺すような痛みがあったが、我慢して仕事をしていました。 出張の朝、家内に背中を見てもらったら大きな水ぶくれが出来ていましたが、お客様との打合せを延期するわけにもいかず、2年目の若手では説明が無理なため、背中にガーゼと絆創膏で水ぶくれを覆ってもらって出張に出かけました。 激痛が時々あるものの我慢していましたが、満員電車の中でどうやら水ぶくれがつぶれたような感覚が背中に伝わりました。それでもなんとか飛行機に乗って富山まで行ってお客様との打合せを激痛に耐えつつ、なんとか初日を終えてホテルへ戻りました。
背中のガーゼを外して、新しいガーゼになんとか貼り換えました。手が届きにくい背中なのでかなり適当な貼り方ではありましたが、ひとまず完了。しかし、とても背中を下にして寝ることは痛みもあってできないので、うつ伏せになって寝ました。
2日目の打合せを終えて東京へ戻り、翌日は休暇を取って病院へ行きました。
医者からは開口一番。
「何を考えているのか。 入院ものだよ。 これで出張に出かけたのか。(あほか)」
(注:さすがに「あほか」とは言いませんでしたが、顔にはそう書いていました)
帯状疱疹でした。
早い治療をしていなかったために、背中のあざが消えるのに10年近くかかりました。
脂が乗っていたこともあり、全部自分でやろうという意識が強く、自分に何かあった場合のことは一切考えていませんでした。 2年目とは言え若手にも代理できるようにいろいろと考えておくべきでした。
最悪のケースを考えて、自分がダメな場合でも対応できるような逃げ道を用意しておくことが大事だと痛切に感じた出来事でした。
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