作成者別アーカイブ: たなかふみあき

生活習慣病予防

会誌編集出版プロジェクト

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何をする 書き出しつなげ 日々新た

毎朝、その日の仕事の計画を立てます。前日の帰りに一応「明日はこれこれをやろう」と考えていますが、一晩経つと考えが変わったり、仕事を始める前に急な依頼や打合せが入ったりすることもあり見直します。
今後の予定も考慮しながら今日の作業予定を更新します。
今後計画されている作業との関連性や優先度、他の人との調整や依頼が必要な作業かどうか、作業環境の効率性(現場でやるか、事務所でやるか)、等々を工数と期限と合わせて考えて見直します。
当初の計画通りにはなかなか進まないことが現実には多く、品質と期限を間に合わせるように日々更新しながら進めています。
若い頃は当初の計画に固執して、体力勝負でやっていた時期もありますが、関係者との調整事項や急な割込みのように自分ではコントロールできない要因があると体力勝負にも限界があります。
計画も許容できる範囲では柔軟に更新しながら目標達成をすることを徐々に学びました。
その一歩として作業計画を更新し続けることを朝のコーヒーを飲みながらの習慣にしています。

©2023 Fumiaki Tanaka All rights reserved.

逃げ道を いつも忘れず 用意せよ

入社してから9年目の30歳。ある程度の業務を任され脂が乗っている時期のこと。
お客様との打合せ資料も出来上がり2年目の若手と富山まで出張を予定していました。 2-3日前から背中に針を刺すような痛みがあったが、我慢して仕事をしていました。 出張の朝、家内に背中を見てもらったら大きな水ぶくれが出来ていましたが、お客様との打合せを延期するわけにもいかず、2年目の若手では説明が無理なため、背中にガーゼと絆創膏で水ぶくれを覆ってもらって出張に出かけました。 激痛が時々あるものの我慢していましたが、満員電車の中でどうやら水ぶくれがつぶれたような感覚が背中に伝わりました。それでもなんとか飛行機に乗って富山まで行ってお客様との打合せを激痛に耐えつつ、なんとか初日を終えてホテルへ戻りました。
背中のガーゼを外して、新しいガーゼになんとか貼り換えました。手が届きにくい背中なのでかなり適当な貼り方ではありましたが、ひとまず完了。しかし、とても背中を下にして寝ることは痛みもあってできないので、うつ伏せになって寝ました。
2日目の打合せを終えて東京へ戻り、翌日は休暇を取って病院へ行きました。
医者からは開口一番。
「何を考えているのか。 入院ものだよ。 これで出張に出かけたのか。(あほか)」
(注:さすがに「あほか」とは言いませんでしたが、顔にはそう書いていました)
帯状疱疹でした。
早い治療をしていなかったために、背中のあざが消えるのに10年近くかかりました。
脂が乗っていたこともあり、全部自分でやろうという意識が強く、自分に何かあった場合のことは一切考えていませんでした。 2年目とは言え若手にも代理できるようにいろいろと考えておくべきでした。
最悪のケースを考えて、自分がダメな場合でも対応できるような逃げ道を用意しておくことが大事だと痛切に感じた出来事でした。
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ノウハウは 共有されて 価値を生む

パーソナルプロジェクトの中で得た知見、ノウハウ、教訓も個人の中でとどめておくのではなく、他の人にも広めて使ってもらうことで新たな価値が生まれることがあります。自分では思いもしなかった発想が加わって、よりよいものに進化していくことがあります。そういった場合はお互いがハッピーな気分になれます。
自分用のツールだったのでシコシコと手でやっていた操作をプログラミング好きの若手が改良して使い勝手を良くしてくれたこともあります。
逆に若手・中堅の人の教訓集に古株のわたしから経験談を助言をしてより使い勝手の良い内容に改良できたこともあります。
ノウハウ、教訓といったものは、他の人も使って活かせてなんぼです。
みんなで徹底的に使い倒していくようにしたいものです。
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うつむかず 胸張り浮かぶ いい発想

職場に向かう時どういう姿勢で歩いていますか。
うつむいて歩いていませんか。
遊びに出かけるときはどうですか。
逆に胸を張って歩いていますか。
以下の話は、当時現役の女子プロゴルファーだった宮里藍選手が国内で活躍していた時のテレビの特集番組でのインタビューの内容です。
いつも背筋を伸ばして歩いている宮里選手の姿勢に関しての質問に対して以下のような回答がありました。
確かに当時のテレビで見る歩く姿勢は他のゴルファーよりピンと背筋が伸びて美しかったような気がします。
「父から胸を張って歩け。うつむくなと言われてきた。人間はうつむいていると決して良い考えは浮かんでこない。胸を張って背筋を伸ばして前を向いて歩くことで、脊髄の中の血の流れが良くなって、いい考えが浮かんでくる。血の流れが良くなるので、それが心理的にも落ち着くことができる。」といった主旨の内容でした。
身体と心の関係として次のようなことも言われています。
上を向いて悲しいことを考えるのは難しい。逆にうつむいて楽しいことを考えることも難しい。(一概には言えないかもしれませんが)
これは、パーソナルプロジェクトを進めていくうえでの行動としても
大事なことではないでしょうか。
猫背のままプロジェクトにずっと取り組みのではなく、時には背筋を伸ばす体操をし、上を向いて良いイメージを浮かべ、胸を張って歩くようにしませんか。
わたしは悩みがあっても歩くときは意識して背筋を伸ばして歩くようにしています。夜人気がないときは、坂本九ではありませんが、上を向いて歩くこともあります。泣いているわけではないですけどね。
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動きましょう 止まっていては 縁も来ず

ここ十数年、正月には奈良の薬師寺に行って写経をし、
法話を聞くことにしていました。実家が奈良ということもありましたが、
最近は東京五反田にある薬師寺東京別院で写経を続けています。
別に信心深いわけではありませんが、新年に当たり気持ちを
リフレッシュするためです。
以前奈良で聞いた法話の中からの紹介です。
正月とは、まさに字のごとく「正す月」であり、去年一年の我が身を振り返り反省して、今年一年の心を整えて、正す日だそうです。(やはり振り返りは大事なんですね)
縁起とは、「縁を起こす」ということであり、ただ待っていてもダメである。願い事をして待っているのではなく、仏様との縁を「起こす」、すなわち行動に移すことが大切である。自ら行動を起こすことで「縁起」となるのだそうです。
世の中にあるいろいろなご縁も同じで、自分から行動を起こさないと
縁起にはならず、願いは叶わないそうです。(やはり自ら行動することが大切なんですね)なにごとも勇気をもってチャレンジしていくことが大事なようです。
ある大学の先生も「棚ぼた(棚からぼたもち)」もただ座っていてもダメでぼたもちが落ちてくる可能性のある棚の下に行くという行動が大事だとおっしゃっていました。
それ以来、少々自信がなくても思い切って動くようにしています。いつもうまくいくとは限りませんが、失敗しても「縁」は頂けていると感じます。

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「伝わる」は 相手の心 響かせる

もう10年くらい前の話になります。家内が以前所属していた混声合唱団の定期演奏会に聴きに行った時の話です。
演奏会終了後の打ち上げと反省会(最近ではふりかえり会ということが多い)にも参加させてもらいました。最初に振返りと次の演奏会へ向けての意見交換がされました。その後は、さすがに合唱団ですので最後まで合唱の連続でした。その振返りの中で、以下の発言が合唱団のOBからありました。
「今回は、全員が25曲全部を暗譜して歌ったことはすばらしい。残念だったのは、第1部の歌詞が会場にいるとよく聞き取れなかったことである。言葉は『言えばよい』のではなく、相手に『伝える』『伝わる』ことが大事である。相手の心に伝えようとして歌っていたかという点が課題である。出だしであったこともあるかもしれない。第2部、第3部になると本当に会場の人たちの心に伝えるような歌い方になっていただけに、最初の部分が残念である。「言う」でなく「伝える」という点を改めて思い出して、これからも練習を積んでほしい。でも本当に今日は素晴らしい演奏会でした。」
これを聞いて、わたしもつい日頃「言えばよい」となっていないかと思い起こしました。パーソナルプロジェクトであってもステークホルダーの賛同、協力を得ておくことがプロジェクトを進めていく上で大事になります。普段、「言う」だけで終わっていないだろうか。相手の心に届くような伝わる話し方をしているだろうかと改めて考えさせられた1日でした。

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共有し 苦境にはまる リスク下げ

苦境からの脱出とは言えないが、日頃から現状を隠さずにオープンにしておくと、苦境に陥る前に何か動きが起こり深刻な苦境になることなく、ちょっとした苦しさで済むことが多い。言いたくないこと、見せたくないことを隠していると最後に痛い目にあうことをたくさん見てきたことから得た、予防的なお話し。